絆(きずな)2025年版・第25号 その4
楓真の初節句
山梨県南アルプス市
望月 楓真(もちづき ふうま)くん
(令和五年十一月十五日生)
令和五年十一月、待望の長男となる楓真が誕生しました。初節句に向けて、私の父と母が地元の複数店舗を巡り、五月人形を探してくれました。それぞれの店舗で予算も含めて良い印象の人形もありましたが、決定打がなく、以前から気になっておりました武蔵府中ル・シーニュ店の「飛龍」を見に行ったところ、一目見て、唯一無二の探し求めていた五月人形に巡り会えたと教えてくれました。
怖い絵柄は魔除けであり、五月人形には厄除けの意味が込められているという由来や縁起などから、この人形は生まれてきた子どもに託す願いそのものだと感じて、即購入となりました。インターネットでの購入も可能でしたが、店員さん方にも大変丁寧に対応していただき、店舗に足を運んでの購入は、人形を選ぶことへの満足感がひとしおでした。県外に足を運んだ甲斐もあったと大満足で、楓真への一生の贈り物となりました。
五月人形を早速飾ると息子も気に入った様子で、毎日興味深そうに眺めていました。今後の楓真の健やかな成長を願いながら、選んでくれた両親の想いとともに大切に飾ってお祝いをしていきたいと思います。私たち夫婦も煌びやかで立派な五月人形とのご縁に感謝しております。
ありがとうございました。
(母・望月 博子 記)
大切な我が子の無病息災 愛息子の現代の戦の活躍を願って
東京都足立区
比佐 康誠(ひさ こうせい)くん
(令和三年十二月二十日生)
比佐 琉豊(ひさ りゅうと)くん
(令和六年二月二十三日生)
母である私の出身高校が浅草橋にあるということもあり、当時は毎日、吉德本店前を通学しておりました。両親が私にひな人形を贈ってくれたように、将来母親になった私自身も、子どもに五月人形やひな人形を贈ってお祝いするのかなと漠然と想像しておりました。
三年前に長男が誕生し、初節句の五月人形購入検討の折、一番はじめに頭に浮かんだのは、吉德本店でした。吉德本店では、五月人形の基礎知識や選方等を教えていただきました。地域によって飾り方や五月人形の装飾の違いがあり、私達は関西の作家の甲冑が気に入りました。お目当ての作家の作品を目指し、三店舗ほど他店へも見学に行きましたが、質の高い商品の品揃えや、担当者の方の豊富な商品知識は、他店とは比べ物にならないものでした。当初は、子ども用品専門店やインターネットショッピングで比較的手軽に購入することも検討しておりましたが、子どものこれからの長い人生の「お守り」として、身近に感じ愛着を持ちたかったので、使用されている素材や装飾類の由来や意味を知った上で、こだわりが詰まった品格ある甲冑を迎えました。
嬉しいことに、今年の二月には次男が誕生し、初節句の五月人形の購入の為、迷わず吉德本店へ。前回訪問した際、「次男誕生の際には、兜を選定するのが習わしですよ」と教えていただいたことが念頭にあり、今年の干支である龍の頭が付いたドラゴンボーイ然ながらの兜を迎えました。
「長男の使命と強さの象徴として、全方位を固め、地に足がつくように」甲冑。「次男の使命を存分に発揮し、頭はぶれず大きく躍動するように」兜。
康誠と琉豊が健やかに成長することと幸せを願い、毎年、端午の節句という家族にとって幸せな行事として、愛情を込めて飾り、守っていきたいと思います。
密かに第三子を授かる希望を胸に、誕生の暁には、再び吉德本店へ足を運ぶことを実現させたいと思っております。
(母・比佐 貴子 記)