吉徳ひな祭俳句賞

    【「吉徳ひな祭俳句賞」歴代の入賞作品一覧 】

    吉徳ひな祭俳句賞 2009年入賞作品

    第二十五回「吉徳ひな祭俳句賞」は、おかげさまで応募総数三九五五句の投句をいただきました。
    この中から、一般の部十二作品、ジュニアの部十二作品を、選者 黒田杏子先生によって選出させていただき、ここで発表させていただきます。


    【選者吟】

    • お白酒満たされてゆく江戸切子
    • ちちの眼鏡ははの帯止め雛段に
    • 雛の間雛の膳のはこばるゝ

      黒田 杏子

    一般の部 入賞12作品・応募総数2,289句(敬称略)

    【最優秀賞】

    • 合格をそっと雛に告げにけり

      春日 恭子(四四歳 ケアマネージャー)新潟県佐渡市

    【一席】

    • 図書室の小さな小さなお雛さま

      本田 正四郎(五九歳 無職)埼玉県桶川市

    【二席】

    • おひな様今年も笑って会えました

      冨松 実(二九歳 会社員)神奈川県横浜市

    • 嫁ぐ娘の雛にささやくさやうなら

      猪股 一幸(八八歳 農業)新潟県佐渡市

    【三席】

    • 待っててねもうすぐ逢えるおひな様

      土屋 由紀子(二七歳 自由業)北海道札幌市

    • ひな祭やさしい気持になれる時

      小野寺 美里(高三)東京都・日本橋女学館高等学校

    • 震災の街に飾りしお雛様

      松下 弘美(四七歳 塾講師)兵庫県神戸市

    【四席】

    • 去年より背伸びた少女雛飾る

      藤井 陽菜(高三)長野県松本蟻ヶ崎高校

    • 遠き日の恋なつかしや雛の髪

      北村 純一(六三歳 会社員)神奈川県厚木市

    • 愛らしき子が美しき雛に逢う

      後藤 順(五六歳 公務員)岐阜県岐阜市

    • おひな様かわいい笑顔幸せだ

      井上 真依(高一)東京都・日本橋女学館高等学校

    • ひな壇の前で毎年家族写真

      松本 美恵子(三一歳 主婦)東京都稲城市

    ジュニアの部 入賞12作品・応募総数1,666句(敬称略)

    【最優秀賞】

    • ひなおさめとてもかなしくなるんです

      藤木 克成(小四)東京都・葛飾区立幸田小学校

    【一席】

    • ひなまつり一番好きな行事だよ

      楢原 美穂(小五)大阪府・大阪市立大宮小学校

    【二席】

    • ひな様と一緒にくらした十年間

      外岡 真帆(小四)兵庫県・篠山市立大芋小学校

    • ひなまつりやっとこの日がやってきた

      中島 梨々香(小四)大阪府・高槻市立奥坂小学校

    【三席】

    • ひなかざるかあさんの顔やさしいな

      宇都宮 さや(小五)愛媛県・八幡浜市立松陰小学校

    • 流しびな病気を飛ばせたのんだよ

      赤阪 美樹(小六)兵庫県・篠山市立城北小学校

    • 雛祭りうぐいす共にやってくる

      岡本 祐里子(中三)埼玉県・ときがわ町立玉川中学校

    【四席】

    • 雛だんを何度も見上げる小さな子

      水本 真美(中三)宮崎県・諸塚村立諸塚中学校

    • にっこにこくちいっぱいにひなあられ

      旭 桃子(小四)東京都・葛飾区立幸田小学校

    • ひなの日のお祭りさわぎの平和かな

      森 翔(中一)青森県・むつ市立大湊中学校

    • ひな人形ちょっとの間家族だよ

      宮下 龍之介(小五)長野県・高森町立高森北小学校

    • お雛様春の始まりつげている

      友田 美紗(中二)東京都・日本橋女学館中学校

    黒田杏子先生 総評(直筆)

     
     
     
     
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