吉徳ひな祭俳句賞

    【「吉徳ひな祭俳句賞」歴代の入賞作品一覧 】

    吉徳ひな祭俳句賞 2008年入賞作品

    第二十四回「吉徳ひな祭俳句賞」は、おかげさまで応募総数四千三百七句の投句をいただきました。 この中から、一般の部十二作品、ジュニアの部十二作品を、選者 黒田杏子先生によって選出させていただき、ここで発表させていただきます。


    【選者吟】

    • 雛飾りたる尉と姥白寿の間
    • 句座果てて月の嵯峨野の雛祭
    • 雛の句えらみえらみて古稀迎ふ

      黒田 杏子

    一般の部 入賞12作品・応募総数2,553句(敬称略)

    【最優秀賞】

    • おりがみの雛を抱いて眠る子よ

      麻倉 遥(二五歳 巫女)京都府京都市

    【一席】

    • ひな祭り家族みんなで雛を見る

      坂口 友理恵(十七歳 高二)東京都・日本橋女学館高等学校

    【二席】

    • 石匠の石の七段飾り雛

      植木 緑愁(農業)茨城県石岡市

    • ひな祭りたえない笑顔響く声

      小林 由季(十六歳 高一)長野県・豊科高等学校

    【三席】

    • ひな祭り今年も一年ありがとう

      田村 絢菜(十六歳 高二)東京都・日本橋女学館高等学校

    • 安らけき世にひな祭とこしなへ

      武村 悦子(五九歳 主婦)高知県高知市

    • 今もなほ二人の母の雛飾る

      辻内 三重子(六六歳 主婦)三重県桑名市

    【四席】

    • 雛かざる母の面影ひな祭

      嘉本 芳子(七三歳 主婦)東京都練馬区

    • 雪残る山の駅舎の古雛

      矢野 みはる(四九歳 主婦)東京都板橋区

    • 皆の顔やさしくなるや雛の家

      小池 富美子(五七歳 主婦)東京都杉並区

    • としごとに大人びてゆく雛のかほ

      松村 敦子(六三歳 主婦)新潟県三島郡

    • こまごまと母とその母雛飾る

      山崎 秀雄(三十歳 会社員)埼玉県吉川市

    ジュニアの部 入賞12作品・応募総数1,754句(敬称略)

    【最優秀賞】

    • じいちゃんがかざり続ける祖母のひな

      桐山 龍也(小四)兵庫県・篠山市立大芋小学校

    【一席】

    • おひな様春をひきつれやって来る

      北總 ひろ美(中三)東京都・日本橋女学館中学校

    【二席】

    • ひなの間に集まって来て夕ご飯

      岡田 真紀(小六)兵庫県・篠山市立大山小学校

    • おひな様地球平和にしてください

      大前 杏優(小三)兵庫県・篠山市立大芋小学校

    【三席】

    • ひなまつりかぞくをみてるまもってる

      中嶋 梨々香(小三)大阪府高槻市

    • ぼんぼりがひなと私をつつみこむ

      加藤 ひなの(小六)愛知県・安城市立丈山小学校

    • ひなまつり家族みんなで歌うたう

      宮川 悠衣(小五)愛媛県・八幡浜市立松陰小学校

    【四席】

    • 箱の中ひな人形は何思う

      堂田 葵(十四歳)兵庫県宍粟市

    • 梅の花一輪散ったらひな祭

      沓名 啓太(小六)愛知県・安城市立丈山小学校

    • おひな様足はしびれてないですか

      実原 彩奈(小六)長野県・阿智村立第二小学校

    • 平安の時よみがえるひな祭り

      清水 理沙(中二)埼玉県・ときがわ町立玉川中学校

    • ひな祭り今年もいっしょにがんばろう

      菅 凌也(小五)愛媛県・今治市立岡村小学校

    黒田杏子先生 総評(直筆)

     
     
     
     
     
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